空から降ってくるウィルスから傘で身を守っている男性

人は日々感染症の危険性に晒されています。
重篤なものも日和見なものも意識せぬうちに感染し発症に至ります。
その感染症は細菌によるものばかりではありません。
真菌といったカビの仲間による感染症も多いものです。
よく知られているのは白癬菌による水虫や、カンジダ菌によるカンジダ症などです。

細菌の場合は各種抗生物質が治療に使われますが、真菌類による疾患には抗真菌剤が使われます。
水虫やカンジダ症、癜風(でんぷう)菌による癜風などに使われるイミダゾール系のクロトリマゾールという成分はそういった真菌類によく効く成分です。

クロトリマゾールは最近開発された新薬ではありません。
1961年には日本に於いても上市している歴史と実績のある成分なのです。

白癬菌による体幹のたむしや足の水虫には液剤やクリーム剤といった外用薬として使用され、女性器のカンジダ症には膣錠として使用されます。
注射剤や内服薬はありませんが口腔カンジダ症にはトローチ剤があります。

クロトリマゾールは人の細胞膜には存在しないエルゴステロールという物質を阻害することにより真菌類の発育を止めます。
内服薬ではないので副作用についてはそれほど心配する必要はありませんが、局所的に刺激を感じることがあります。
ただれたりした場合は使用を中止し医師に報告した上で使用継続の可否や代替薬の検討などの診断を求めなくてはなりません。

待ったポーズをしている看護師

また、クロトリマゾールがカンジダ症に効果的なのは確かですが、同成分を含む市販の水虫薬などを適用となっている水虫やたむし以外の部位に使用してはいけません。
水虫薬としては他の添加物も配合されていて刺激が強いなどの問題があります。
医師の診断の上で処方してもらったものを使用するようにしましょう。
また、水虫の原因となる真菌を殺菌するイトラコナゾールが含まれたニゾラールシャンプーも販売されています。
ニゾラールでふけかゆみを抑える効果があり、頭皮を清潔に保ちます。
水虫の症状がある人は、シャンプーも併用すると良いでしょう。

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